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幅である。理論値は浮体の弾性変形を考慮した計算を行っている。両結果は比較的良く一致しているが、L/λ > 5.0の範囲では理論値が大きくなるのに対して実験値は減少する傾向にある。これについては、短波長域での計算精度の問題が考えられるが、少なくともL/λ = 6.0まではその問題が無い。単純に実験精度とも考えにくく、今後検討する必要がある。計算精度については後で触れることにする。

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Fig.3 Amplitude of vertical displacement in head sea condition (L/λ = 0.5)

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Fig.4 Amplitude of vertical displacement in head sea condition (L/λ = 2.0)

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Fig.5 Amplitude of vertical displacement in head sea condition (L/λ = 2.5)

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Fig.6 Amplitude of vertical displacement at position P in head sea condition

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Fig.7 Amplitude of vertical displacement at position P in head and beam crossing wave condition

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Fig.8 Wave drift forces of surge

次に、浮体長2000m、幅500m、吃水10m、浮体曲げ剛性EI0 = 1.93×1013kgf・?の超大型浮体を想定して、無限水深中での縦波中の定常波漂流力について、その特性と浮体運動の影響について若干考察する。Fig.9にその計算結果をL/λ = 10.0まで示す。実線は固定された浮体に働く波漂流力であり、鎖線は弾性運動を厳密に評価した場合、丸印は剛体運動のみを考慮した場合、三角印は剛体運度は無視して弾性運動のみを考慮した場合である。弾

 

 

 

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